所得税の計算方法
1 所得税とは
所得税とは、所得に対して課税される国税のことを言います。
そして、所得税は累進課税制度がとられているため、所得が多くなるほど税率が高くなっていきます。
所得税と聞いて、給与のことを真っ先に思い浮かべる方が多いと思われますが、給与を含め、10種類の所得(利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得、一時所得、雑所得)があり、それぞれに計算方法などが定められています。
2 所得税の基本的な計算方法
最初に、収入から必要経費を引いて、「総所得金額」を計算します。
次に「総所得金額」から各種の「所得控除」の合計額を差し引いて、「課税所得金額」を算出します。
「所得控除」には、15種類(雑損控除、医療費控除、社会保険料控除、小規模企業共済等掛金控除、生命保険控除、地震保険控除、寄付金控除、障碍者控除、寡婦控除、ひとり親控除、勤労学生控除、配偶者控除、配偶者特別控除、扶養控除、基礎控除)あります。
そして、「課税所得金額」に定められた税率をかけると、所得税が求められます。
具体的な税率に関しては、国税局のホームページをご参照ください。
また、自分の給料の所得税だけでもいいから、簡単に計算したい方は、国税局のホームページに掲載されている所得税の税率の記載の速算表を参考にしてみてください。
参考リンク:国税庁・所得税の税率
3 所得税をうまく抑える方法
所得税を上手に抑える方法はたくさんあります。
例えば、iDeCo(個人型確定拠出年金)や企業型DC(確定拠出年金)を活用して、所得の額を抑えていくといった方法があります。
また、ほとんどの人は病院に通ったり、保険に入ったりしていると思われますので、医療費控除や生命保険控除、自陣保険控除をきちんと活用するといった方法もあります。
4 所得税でお悩みの方は当法人まで
所得税の計算は思いのほか、複雑なものとなっています。また、「所得控除」をうまく使わないと、税金が本来よりも高くなってしまうといったことが起きるかもしれません。
所得税や、その他税金に関して不安や悩み、困りごとがある方は、お気軽に当法人までご相談ください。





















